医療機関では、労務問題が多発しています。例えば「労働時間に関する違反(過重労働)」、「賃金(残業未払い、名ばかり管理職)」、「雇用条件の実際の待遇との差異」、「不当解雇」、「ハラスメント(パワハラ・セクハラ)」、 「教育体制の未整備(人を育てるという文化がない)」、「評価制度の未整備(運用できる評価者の不在)」、「コンプライアンス違反」などなど。
労務問題が全くないという医療機関は1つもありません。それは単に「現場」が見えていないに過ぎません。むしろ、労務問題が病院経営に与えるダメージの大きさを認識している経営陣が非常に少ないという点が危惧されています。